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野蛮に現在のテキストを積み重ね

防寒そして名刺代わりの「帽子」

寒くなったいまからでは遅いと思われるかもしれないが、防寒具が欲しい。ダウンジャケットは去年購入したから、今年はニット帽みたいな顔や耳を暖かくするアイテムがいい。

思いつきではあるので、もしかしたらニット帽以上の最適な防寒具があるかもしれない。実際、寒さから頭部をどうやって守っているのか。街で観察してみると意外に帽子を被っている人が多い。帽子なんてここ10年、積極的に買うことがないので、自分基準で他の人も帽子に興味がないと思っていたがそうじゃなかった、ニット帽やキャップ、ベレー帽も見かけた。意外に種類がある。帽子のダイバーシティー。

そもそも、知識として帽子に種類があるのはわかっているつもりだ。「頭に被る」という機能だけで帽子を見れば、ナポレオンが被っていた前と後にツバがある帽子だってアリだし、皿のように頭頂部にちょこんと乗せるような帽子だってアリだ。烏帽子(えぼし)も帽子という文字が入っているから帽子なのか。それらの帽子で山手線に乗って渋谷に行ったとしても問題ない。学生=学帽、チロリアン=チロル帽、トルコ人=トルコ帽みたいな名刺代わりな帽子だってある。

ただ、冬に麦わら帽子を被らないように「頭に被る」にさらに機能(防寒だとか日差し除けなど)を追加すると種類が絞られていくだけなのだ。やはり、ファッションとして個性を出すなら名刺代わりで防寒に適した帽子が理想だ。それは自分のイニシャルが入ったニット帽ということか。サンタクロースが被っている帽子のブラックバージョンか。で、そもそも、それはどこで売っているのか?

帽子について考えたあげく大量生産のどこにでもある帽子、ニット帽でいいやということになってしまった。

いやいや、でも、なにか帽子でほかとは違う角度から欲しくなりそうなものがあるはず!

冬は始まったばかり、急がず慎重に考えるべきなのだ。すれ違う人の頭部をチェックしながら、帽子の検討はもうしばらく続く。

頭が耳が寒い。

 

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