ashita text

野蛮に現在のテキストを積み重ね

決断カロリー

 流れに身を任せている人は決断するタイミングもとまらずスルーしてるのか。
どこへ行く? なにを食べる? どれを着る? どうしよう……。
別に暑さで朦朧としているわけじゃない。それは決断するまでの速度の差かもしれない。
結論より先に動いてしまう。結論が出るまで動かない。

 決断までの時間がかかっているだけだ。だから他人には決断を避けているように見えると思っていたが、どうやらそうでもないこともあるようだ。流され前提で決めるのを諦めた人もいたのだった。

 他人がどう決めようが勝手なのだが、3年前から契約書関連の現場を見るようになってから、他人の「決断」に関して接することが多くなったから気になっているのかもしれない。契約なので慎重になる事はとても大事だ。しかし、どこかで妥協点を見つけて締結しないと事業としては進まない。その妥協点が決まらないことがたまにある。
「甲は削除してくれと言っている」
「ここは譲れない承知してくれ」
もう、どちらも正しい。正解じゃなくて、お互いがどこで納得、締結を決断するかだ。その決断・納得の要素を自分で決めずに上長や関係部署といった第三者に委ねる。あるいは前例に寄り掛かる。決断カロリーや緊張感が少ない分、そこに引き寄せられてしまいがちだ。
 

生活に前例はあるようで自分自身には前例はない。だからややこしい。
決めるのが面倒なら、ストレッチ運動のように52%(過半数)くらいの決断力からふわりフェードインさせていくのはどうか。あとは、酒のチカラを借りて決めないというのも重要だ。酒が自分を第三者にしてしまう。

ソーラーパネルが並ぶ田園風景も誰かが決めたからその風景がある。

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